DETENTE

DETENTE山田脩二 武雄を撮る

INTRODUCTION

「武雄の手土産」として、ふさわしい包装紙デザインについて検討を重ね、カメラマン・山田脩二さんに、武雄の象徴である御船山を撮影してもらいました。山田さんがこちらにいらっしゃったのは気温40℃近くという、この夏一番暑い日でした。太陽が照りつける中、山田さんは武雄をぐるぐるまわって撮影。市役所から始まり、橘、杵島山、北方、朝日…。時間を代えて同じ場所に何度も足を運び、その一瞬をカメラに収めます。翌朝も日の出から動き出し、さらにいろんな御船山を記録していきました。

たくさんの写真の中から包装紙としては最終的に選ばれたのはたった3カット。せっかくの写真をこのままにするのはもったいない!! ということでサイトリニューアルに合わせて「山田脩二 武雄を撮る」と題し公開することとなりました。武雄のみなさんにはそれぞれ「御船山はここから見るのが一番!!」という場所があると思います。写真を見ながら、御船山、そして武雄のことをちょっと考えてみましょう!!

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山田 脩二 (やまだ・しゅうじ)

1939年兵庫県武庫郡鳴尾村(現西宮市)に生まれ、桑沢デザイン研究所に学び、職業カメラマンとして主に建築写真の第一線で活躍。73年、大分県湯布院町(現由布市)に移住。74年、国立近代美術館で「現代日本15人の写真家」展。78年、フランスのルーブル美術館で「日本の時空間〈間〉」展参加。80年、日本各地を旅して人々の生業と暮らしの表情を収めた写真集「山田脩二・日本村1969-1979」を発表。  82年以降は淡路島の瓦の産地、津井に移住して瓦師(カワラマン)となる。92年、「山田脩二のかわらの使い方」により「グッドデザイン中小企業庁長官特別賞」。2006年、兵庫県立美術館で「山田脩二の軌跡 –写真・瓦・炭…」展。瓦の仕事としては「用賀プロムナード(86年、象設計集団)」「別府ビーコンプラザ(95年、設計・磯崎新)」「淡路夢舞台(2000年、設計・安藤忠雄)」。2007年、南あわじ津井の瓦衆と《達磨窯プロジェクト「脩」》を立ち上げ、達磨窯を復興・築窯する。嬉野温泉「大正屋」の絵はがきも担当。

《著書》
「山田脩二・日本村1969〜79」写真集(三省堂)
「カメラマンからカワラマンへ」(筑摩書房)
「日本の写真家 第39巻 山田脩二」(岩波書店)
「瓦 – 歴史とデザイン」小林章男・共著(淡交社)
「山田脩二 日本旅 1969〜2010」(平凡社)

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写真で包む武雄の手土産